スユアの森 イトモシリ自然学校について

学校紹介写真01 スユアの森 イトモシリ自然学校は八ヶ岳西南麓の長野県諏訪郡富士見町井戸尻の縄文の里で、黒岩成雄、黒岩牧子が主宰する自然農の学びの場、環境教育の場です。

自然の営みに沿った自然農は、作物本来の生命力を引き出し、自然環境に問題を招くことなく自然の恵みを受け取ることができる素晴らしい技術です。田んぼ組、雑穀組、野菜組の各コースでは、種の選別から収穫、脱穀までを行い、講義と実習を通して自然農の考え方や栽培技術を学ぶことができます。

また、農地や里山の生物多様性を保全、促進する取り組みを行っています。学校の自然農の田畑や冬期湛水田(冬水田んぼ)はたくさんの生きものを育んでおり、さらに生態系を豊かにするためにビオトープを作ったり、水質を浄化するためにマコモを栽培しています。その他、田んぼの生きもの調査や観察会を毎年行っています。

主宰者

黒岩 成雄(しげお)(1967年群馬県生まれ)・黒岩 牧子(1963年東京都生まれ)
1990年、奈良県の自然農実践者である川口由一氏の著書「妙なる畑に立ちて」を通じて自然農に出会う。1997~1999年、川口氏の指導する赤目自然農塾に学ぶ。その後、自然農による自給生活を目指して岩手県に移住し、約3年間、野菜や雑穀の栽培を試みる。2002年に現在の八ヶ岳西南麓に移り、約5年間、自然農の野菜の販売、宅配を経験し、2006年より自然農の学びの場を始める。
生きものいっぱいの地球に生きる喜びを伝えたいと思っている。音楽家と絵描きでもある。

自然農とは

学校紹介写真02 自然農法は今から60~70年前に福岡正信さんや岡田茂吉さんらによって日本で始まりました。そのうちのひとつである自然農は、奈良の川口由一さんが30数年前に始めました。

自然農の栽培方法は自然の野山(草地、森林)の姿や生きものたち(植物、昆虫など)の営みをお手本にしています。自然の野山の土は誰も耕しませんし、野山にはたくさんの植物や昆虫が生息しています。しかし、そのような環境の中で草木は毎年自らの力で芽吹き生育し、立派に実をつけ種を落とします。これが自然の力なのです。そこには農薬も肥料も存在しません。

耕されない土の上には、その場所で過去に育った生きものたちの死がいが積み重なっています。それを微生物などが分解し、時間をかけて土に変えていきます。耕されない土は、たくさんの生きものたちの生命活動の場であり、ふかふかと柔らかく豊かな土です。この豊かな土が次の世代の草木を育てるので肥料は要らないのです。また、自然の野山には多種多様な生きものが生息しているので、食物連鎖が活発で、健康でバランスのとれた環境が作られています。そのため特定の病害虫が大量に発生することを防いでいます。ですから農薬も必要ありません。

自然農の田畑もこれと同じように、自然にできるだけ余計な手を入れずに栽培します。土を耕さず、自然の野山のように農地に生息する植物や昆虫を大切にします。その結果、作物本来の生命力が引き出され、農薬や肥料がなくても、丈夫で元気な作物が育つのです。

いきものいっぱいプロジェクトとは

学校紹介写真03 近年の様々な調査によって、小さな草や虫の命の営みが私たち人間の生命活動を支えていることが分かってきています。しかし、現在世界中で起きている生物多様性の減少は、自然界のしくみを大きく変えてしまい、世界各地の農業や私たちの生活に深刻な影響を与えています。その影響は農作物の受粉が妨げられたり、新鮮な水が供給されなくなったり、激しい気候変動にまで及びます。

そんな中でこの井戸尻には、日本の多くの地域ですでに失われてしまった貴重な自然環境が残っています。2009年から毎年行っている「田んぼの生きもの観察会」では、これまでに学校の田んぼとその周辺の土手で約200種類の植物と約180種類の生きもの(昆虫、鳥、魚、爬虫類、哺乳類など)が確認されています。中には絶滅危惧種に指定されているものもいくつか見つかっています。

このような大変貴重で豊かな環境を守り、さらに多様な環境を再生するために、私たちは以下のような取り組みを行ってきました。

① 自然農や冬期湛水田の実践
② 植物の多様性を促進する草刈り法による農地や土手の管理(ランドケア、野草組)
③ 水生昆虫や魚貝類の多様性を促進する水路の管理(ランドケア、野草組)
④ 水生昆虫や魚貝類のためのビオトープ作り
⑤ 水質浄化のためのマコモ栽培
⑥ 外来種の駆除(ランドケア、野草組)
⑦ 田んぼとその周辺の植物と生きものの調査と観察会の実施
⑧ 田んぼの植物の名札作り(野草組)

井戸尻の田んぼにご縁をいただいて今年で7年目。年を追うごとに生きものの数は増え続けています。
私たちはこれからもこの「いきものいっぱいプロジェクト」を続けていきたいと思っています。

「いきものいっぱいプロジェクト」サポート会員募集!

学校紹介写真04 私たちの活動「いきものいっぱいプロジェクト」に賛同し、サポート会員となって応援してくださる方を募集しています。

生きものの楽園・井戸尻を守り、さらに豊かにしていくために、ぜひ皆さんの応援をお願いいたします。皆様から応援いただいた会費は、プロジェクトの活動資金として大切に使わせていただきます。

① 会員の種類
 ● ミジンコ会員  … 年会費 1,200円(ひと月 100円)
 ● アメンボ会員  … 年会費 3,600円(ひと月 300円)
 ● ドジョウ会員  … 年会費 6,000円(ひと月 500円)
 ● カエル会員   … 年会費 9,600円(ひと月 800円)
 ● ゲンゴロウ会員 … 年会費 12,000円(ひと月 1,000円)
 ● ホタル会員   … 年会費 120,000円(ひと月 10,000円)
 ● タガメ会員   … 年会費 120,000円以上(ひと月 10,000円以上)
 ☆ 上記より会員の種類をお選びください。(1人何口でもお申し込みいただけます)
 ☆ 会員期間は1年間です。

② 会員活動
 会員活動は特にありませんが、任意でプロジェクトの活動に参加することができます。
 ご希望の方にはプロジェクトの活動予定をお知らせします。

③ 会員特典
 ☆ 「田んぼと畑の見学会」、「生きもの観察会」の参加費割引き
 ☆ 「ランドケアの日」の参加費割引き
 ☆ プロジェクトの活動に参加してくださった方に「ありがとう生きもの米」の割引き
 ☆ 自炊宿泊施設「ありがとう地球ハウス」宿泊割引き
 ☆ 会員交流会(年1~2回)への参加

④ 入会の手続き
 お申し込みはお電話、またはお申し込みフォームよりお願いいたします。
 お電話でご連絡いただいた方には、会の案内と申込書をお送りします。
 年会費をお納めいただいた後、「いきものいっぱいプロジェクト」の会員証を発行いたします。
 なお、会員期間中に退会される場合は、年会費を返却できませんのでご了承ください。

⑤ 会員の更新
 会員証の発行月が更新月になります。更新月の1ヶ月前に更新案内をお送りします。


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